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出汁があれば

おうちごはんは何とかなる!

出汁を引くこと、素材のうま味を引き出すこと、

日々は色々あるけれど、笑顔を引き出すうちのごはん。

何が正しいかじゃなく、

何が愉しいか、

「おいしい」はそこにきっとあるはず。

 

初めて自分で買った本は、お菓子の作り方が書いてあった。

幼い頃から『つくる』ことが好きで、

その中でも料理は特別好きだった。

10代の頃から摂食障害を経験し、

「食べること」が「苦しむこと」になった時期がある。

なるべく『食』から離れようと、

ヨガ、フラワーアレンジ、染め物、音楽…

様々なことを体験したが、

他を知れば知るほど私は「料理が好き」なんだと気づかされる。

そんな時マクロビオティックや自然食を学ぶ機会に恵まれ、

食べることは生きること、

離れるのでは本当の解決にならないのだと実感してゆく。

 

その後、

鰹節や昆布の生産者さん、

出汁を伝える先生との出会いがあり、

日本の出汁文化の魅力を再確認する。

<日本の出汁には糖や脂と同じように人を満足させる効果がある>

という大学教授の新聞記事も発見し、

これは食で悩む人の助けにもなれるのでは…

と、より出汁への思いが深まる。

 

2009年

季の野菜と引立ての出汁『ツラナッテ』というレストランをオープン。

ごはんを食べてもらうこと、

お客様とサプライズを計画することなど、

とても充実した日々を過ごす。

2012年

双子を妊娠、出産。

双子妊娠に伴いレストランは休業となる。

 

レストラン時代から出汁引き教室などをしていたが、

出産、育児を経験し、

レストランよりも『みんなでごはんをつくりたい』『伝えることをしたい』…

それが今の自分がしたいことだと感じる。

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